Overview
モジュレーションに躍動感を与える
パラメーターをモジュレーションする、これはモジュラー・シンセシスの核となる考え方です。パラメーターが時間と共に変化することで、静的なサウンドに動きと音楽的な面白さが加わります。そのためにはパッチ全体の信号の振幅を電圧制御できることが不可欠であり、VCAは多いに越したことはありません。
ユーロラック・シンセサイザー用の重要な信号分配地点として設計された Morph 4 は、マルチ VCA モジュールの基本理念を一段高いレベルへ引き上げました。
4つの信号のモーフィングは応答形状を細かく設定可能
A、B、C、D の4つのモジュレーター・ユニットは、マスターの MORPH パラメーターによってコントロールされます。MORPH パラメーターに対する各モジュレーターの応答は、ノブによる手動操作、外部の電圧コントロールでコントロールでき、またパッチをすることで直接操作することができます。各応答は三角形で、POSITION パラメーターは MORPH 軸の三角形の最大点を設定し、SPAN は三角形の底辺の幅を決定します。
豊富な出力バリエーション
各チャンネルの入出力に加え、その他さまざまな出力バリエーションも用意されています。 A + B、C + D、加算ミックス (ユニティ・ゲイン) と平均化ミックス(-12dB)、最小値と最大値と同時に複数の出力を使用可能。入力の内部結線により、同じ信号を複数のモジュレーター・ユニットに簡単に送ることができ、出力とモジュレーターのレスポンス LED は必要不可欠な視覚的フィードバックを提供します。
モジュラー・シンセシスの精神を真に体現するモジュールが誕生しました。
パッチ・アイデア
半波整流・全波整流
MIN/MAX出力を使用して、信号の正の部分と負の部分を分離することができます。これは半波整流と呼ばれるものです。信号をチャンネル B に入力し、BのLEVELノブを最大に設定し、他のすべてのLEVELノブを最小に設定します。 モーフィングを「無効」にするには、POSITIONを反時計回り(最小)に設定し、SPANを時計回り(最大)にし、MORPHを反時計回り(最小)に設定します。
MIN出力は入力信号のうちいずれか一番に低い電圧を出力し、正の部分はMAX出力から取り出せます。 チャンネル A のLEVELを上げて「分離ライン」を 0 から +5 V に移動するか、入力信号を入力して変調します。 全波整流の場合は、信号の反転コピーをチャンネル C に入力し、そのLEVELノブも最大に設定します。
ウェーブシェイパー
チャンネルそれぞれを使用するのではなく、オーディオ信号をMORPH入力に接続します。 チャンネル A には +5 Vの電圧が内部結線されているため、オーディオ入力信号、MORPHノブの設定、およびさまざまなLEVEL、POSITION、SPANパラメーターによってさまざまな新しい、非常に複雑な波形をミックス出力から取り出すことができます。これはオーディオ用途に限定されず、同じテクニックを使用して、単純な CVソースを高度なモジュレーションソースに変えることができます。入力信号に負電圧も含まれる場合は、チャンネルCの入力に-5 Vのオフセット電圧を印加します。
クアッド・ウィンドウ・コンパレータ
低周波またはオーディオ信号がMORPHセクションを駆動し、各チャンネルには信号が入力されない場合、MORPH4 をクアッド・ウィンドウ・コンパレータとして使用することが可能です。 4 つのチャンネルからの出力される三角波を使用するだけで、システム全体のゲートおよび/またはトリガー入力を直接駆動できます。 各チャンネルの「POSITION」はウィンドウの中心を設定し、「SPAN」はサイズを決定します。 ミキシング出力の使用やパラメータをCVでモジュレーションすることも試してください。 より確実性を求める場合、または受け手の入力の仕様によっては通常のコンパレータを介して出力信号を処理する必要があります。
同期されたVCA
あるパッチでは動作の同期するVCAアレイがあり、異なる入力信号を処理しながら、同じ CVによって制御できると便利な場合があります。MORPH機能を使用することでこの機能を実現できます。 すべてのPOSITIONノブとSPANノブを最大に設定し、MORPHノブを最小に設定します。 必要に応じてVCAの信号入力と信号出力をパッチします。次に、CVをMOPRH MOD.入力に接続し、MORPH MODのCVアッテネーターを調整してVCAの感度を設定します。 最大感度では、各チャンネルは 0 V で完全に減衰され、+5 V でユニティ・ゲイン(等倍)が提供されます。入力CVが+5Vを超える場合は、それに合わせてアッテネータを調整します。MORPHの応答形状は三角形であるため、ユニティ・ゲイン・ポイントを超えると減衰が生じることに注意してください。
新品モジュラーシンセサイザー | |
幅 | 20 HP |
奥行き | 30 mm |
消費電流 | +12V : 110 mA, -12V : 110 mA |
保証期間 | 1年 |
付属品 | 保証書 |
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