Five G Vintage Synthesizer ミュージアム

これらのシンセサイザーは、非売品または既に販売されています。
Some of these synthesizers are NOT FOR SALE or already SOLD.

今までに店頭に並んだシンセサイザー「ROLAND TR-909」の写真です。


Roland TR-909

Roland TR-909

KICK、SNARE、HIHATだけのシーケンスでも躍動的なエネルギーを感じさせる。
アナログドラム音源は、サンプルとは違い一音一音表情が違います。
音量を大きくするほど隠れていたディテールが出てくるので新しい発見があります。
伝統的なROLNAD TRシリーズの操作方法で、リアルタイムで打込めるほどパターンが作りやすいです。
その人気のため、数多くの"909"クローンのハードウェアやソフト音源が色々なメーカーから発表されてきました。
しかし、いろいろと"909"クローンを買った後でやっぱり本物じゃないと納得できない、というほど"こだわり"の人がいるのも事実。

TR-909とは

TR-909はシーケンサーを内蔵したアナログ音源とロービットPCM音源のハイブリッドドラム音源です。
90年代から現在のテクノミュージックではほとんどといっていいほどTR-909のドラムサウンドが元になった音が入っています。
HardFloorはTR-909だけでアルバムを作るほどでした。

TR-909の特徴は、アナログ回路で構成されたドラム音源の音のよさとロービットPCM音源の押しの強さ、内蔵シーケンサーが持つ独特のグルーブと操作性のわかりやすさです。
たいていの打込リズムトラックというのはどうしても箱庭的にこじんまりとしたグルーブになりがちですがTR-909が持っているグルーブは違います。

TR-909のドラム音源はキック-スネア-タム3種-リムショット-クラップ-ハイハット-シンバル2種で構成されています。
キック-スネア-タムなどの音源はアナログ共振回路にパルスを入力することで発音します。
これはアコースティックな打楽器と同じ発音方式で、そのおかげで出音に強さと倍音の密度と揺らぎが出てきます。
とくに20Hzを下回る低域への倍音の出方はすばらしいものがあります。大きなスピーカーやライブなどでの大きな音場でその強みが発揮されます。
しかし、その音色は本物のドラムセットを連想させるけれども実際には違うという個性ある電子的な音色です。

ハイハット-シンバルに使われているロービットPCM音源は波形の呼出にアナログオシレーターが使用されていますので、デジタルサウンドなのに揺らぎのある独特のサウンドです。D/A回路がディスクリート構成なので音に強さが出てきます。

内蔵シーケンサーはパターンあたり16STEPの単純なものですが、シーケンスを動作させながらパネルのボタンでリアルタイムに打込みができます。
グルーブを確認しながらその場で修正ができていく、まさに楽器的なシーケンサーと言えるでしょう。
現在のテクノに特化したシーケンサーでこの形式が採用され続けていることがその使いやすさの証明です。

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